腸活を意識したことがありますか?
現代は飽食で、なんでも手にして食することができる一方で、栄養が偏ることも少なくないでしょう。
お腹の調子が悪かったり、美容を意識したり…
腸活しよう!と思う機会も多いと思います。
でもその腸活、本当に自分の身体に合っていますか?
腸活をしてみたものの、効果をなかなか感じられなかったり、お腹がガスっぽかったり…。
そんな経験ないでしょうか。
その腸活、ちょっと見直してみませんか?
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FODMAP食ってなぁに?
腸活を始めるなら、食事から入ることが多いと思います。
納豆やヨーグルトなどの発酵食品を、FODMAP食といいます。
F Fermentable 発酵性の糖質
O oligosaccharides オリゴ糖(豆類、小麦、玉ねぎなど)
D Disaccharide 二糖類(牛乳、ヨーグルトなど)
M Monosaccheide 単糖類(果物、蜂蜜など)
A And
P Polyols 多糖類(キシリトール、ソルビトール等の甘味料など)
これらの頭文字を組み合わせた言葉です。
FODMAPの食品を見てみると、腸活のために積極的に摂った方がいいと言われている食品が多いですよね。
これらは善玉菌のエサとなるため、腸内環境を改善させる食品として有名です。
お腹に良いはずのこれらの食品、実は悪い影響を及ぼす可能性があることをご存知でしょうか?
意外と知らないFODMAP食のメリットとデメリット
FODMAP食は、発酵性の食品を指しています。
大腸まで届けば、腸活としてイイ働きをすることができます。
で・す・が!
それは大腸までしっかり届いたら、の話なのです。
大腸の前に、食べたものは小腸を通ります。
その小腸で食べた物が異常に発酵してしまうことがあります。
それをSIBO(小腸内細菌増殖症)といいますが、まだこの症状の認知度は低く、FODMAP食で調子が悪くなっていることに気づいていないことがあります。
腸活を意識してお腹の不調が改善されない場合は、低FODMAP食を試してみることで改善される可能性があります。
低FODMAP食とは?
簡単に言うと、FODMAP食を控えた食品のことです。
お米やオートミール、ジャガイモやバター、オリーブオイル、メープルシロップなどFODMAP食の反対のものです。
と言っても、食品は多岐に渡るためここで網羅するわけにはいかないのですが…
お腹の不調があったとき、何を食べたかな?発酵性のものを食べていないかな?と考えてみることから始めてみるといいでしょう。
お腹の不調とは?
便秘や下痢、お腹の張りや腹痛、げっぷやおならが多い、など病気ではないけどお腹に感じる不快感のことです。
これらのお腹の不快を感じつつも、実際にこの程度で病院を受診する人は多くないのではないでしょうか。
そうなんです。
病院を受診しても、原因不明と言われることも多いのです。
そんな時は低FODMAP食を試してみることをオススメします。
FODMAP食を控えてみると、意外と悩みが解消されるかもしれません!
体調にはそれぞれ個人差がある
これまでFODMAP食がお腹の不調をきたす可能性があると説明してきましたが…
それはあくまでも個人差があります。
FODMAP食を摂ってしっかり大腸にアプローチできる場合と、小腸で発酵してしまい逆効果になる場合があります。
自分の身体と相談し、何を食べるとどう反応するのかを見極めて食を選ぶことをオススメします。
また、FODMAP食が自分の体に反応するからといって、厳格に除外することで食べたい物が食べられないストレスが増えてしまうことも良くありません。
栄養が偏ってしまう可能性もあります。
自分の心と身体のバランスを考慮して、できることから始めるといいでしょう。