うちの子、すぐ怒るなぁ。。。
そんな悩みを抱える親御さんも多いのではないでしょうか?
我が家の下の子も、すぐ怒るんですよね。
キーキー言っていない日はありません。
気がつけば、何かしらプンプンしています。
そこ怒る必要あるのかな?ということも多々あります。
今、どうして怒ったのかな?怒る必要があったのかな?と聞くと、
一度冷静になって振り返ってみても、自分でもなぜ怒ったのか分からない、と言います。
嫌だ!という感情を止めることができずに、理性よりも感情が先走ってしまう様です。
そういう子には、もしかすると足りていない栄養素があるかもしれません。
当てはまるかも?と思った方は、ぜひチェックしてみてください!
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怒りの感情をコントロールするセロトニン
セロトニンって知っていますか?
脳内の神経伝達物質で、精神の安定に関わり、幸せを感じやすくする働きがあります。
そのため「幸せホルモン」と言われています。
そのセロトニンには、怒りの感情をコントロールする働きがありますが、
我が子の様に、感情が先走って怒りを抑えることが困難な人は
もしかするとこのセロトニンの生成が足りていないのかもしれません。
こんな症状はありませんか?
☑️すぐイライラする
☑️ 朝起きるのがツラい
☑️やる気が起きない
☑️眠りが悪い
☑️慢性的にストレスを感じている
☑️鬱症状がある(気分が落ち込みやすい)
☑️不安障害や自律神経失調症
チェックが当てはまる方や、そうかも?と心当たりがある方はセロトニン不足を疑ってみてください。
改善方法が見つかるかもしれません!
セロトニン不足はどうして起こる?
セロトニンの原料はタンパク質
幸せホルモンと言われているセロトニンが生成されるまでにはいくつかの過程があります。
セロトニンは食べたものの中から、主にタンパク質を原料にして生成されます。
まずは、食事でどれだけタンパク質が摂れているか重要になってきます。
そもそも原料がなければ作れるものも作られません。
人の体の成分構成は60%が水分、その次に大きく割合を占めているのがタンパク質の30%です。
それだけタンパク質は人の体にとって重要なのです。
そして、タンパク質をしっかり消化吸収する消化力も重要です。
タンパク質を一生懸命摂っていても、消化吸収されていなければ全く意味を成しません。
タンパク質は20種類のアミノ酸が鎖状にくっついた大きな分子なため、分解(消化)して小さくすることで体に吸収されることができるようになります。
タンパク質は最初に胃酸で消化されます。
胃酸がしっかり分泌していないと消化されることができません!
タンパク質の摂取と消化力はセットで攻略したいところです。
タンパク質のその後
胃酸で消化されたタンパク質は、20種類のアミノ酸にそれぞれ分解されます。
その内トリプトファンというアミノ酸が、後のセロトニンとなります。
しかし、トリプトファンがセロトニンになるまでに、いくつかの援助が必要です。
トリプトファンは鉄や葉酸、ナイアシンなどの援助を受けて5-HTP(ヒドロキシトリプトファン)という形に進化します。
そこからさらにビタミンB6などの援助を受けてセロトニンへと進化します。
その過程からも分かる様に、セロトニンの合成には鉄やビタミンB6なども必要なのです。
貧血さんはイライラしやすい?隠れ貧血に要注意!
怒りの感情をコントロールするセロトニンは、その合成過程で鉄を消費することから、鉄不足さんは怒りの感情をコントロールできずに怒りっぽくなりやすいです。
そのため、貧血に要注意なのです。
そんなことを言うと、自分は貧血検査で引っかかったことがないから大丈夫!とおっしゃる方も多いのですが…
一般的な血液検査では貧血の診断は出ていないけど、実は体内の貯蔵している鉄が減っている場合があるのです。
検診などで測る貧血の数値は、血液に乗って循環している鉄量の計測です。
循環している鉄量の増減に左右されないために、その量は体内(肝臓や脾臓、骨髄等)のストックから調整されて一定数を維持しようとする機能があります。
隠れ貧血とは、循環している血中の鉄量は足りているものの、実はストックが乏しく、鉄の仕入れが少なかったり、鉄の消費が激しくなった時に血中の鉄を維持できなくなって貧血症状を引き起こす可能性がある貧血予備軍のことです。
飽食な世の中ですが、食事の内容に偏りが多く栄養不足の人も増えており、隠れ貧血の人も多いと言われています。
今まで貧血で引っかかったことがない!と思っている方でも、イライラしやすいなと思うようでしたら、隠れ貧血も疑ってみてください。
セロトニンのその後
セロトニンが足りているか確認するチェックリストで、眠りに関する項目があります。
それは、セロトニンがさらにマグネシウムなどの援助を受け、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンへと進化するためです。
寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、などの症状はメラトニンの生成がうまくいっていない可能性があり、さらにはそのメラトニンの進化前のセロトニンが足りていない可能性があるのです。
まとめ
我が家の怒りっぽい下の子は、あまりにも激しいためそのスタイルは性格が成すものだと思っていましたが…
怒りのコントロール機能を持ったセロトニンが足りていないのかもしれない。
さらにはその生成に関わる鉄が足りていない可能性が。
実は私は長年、胃でピロリ菌を飼っていました。
ピロリ菌を飼っている人は、鉄の吸収が悪くなるため鉄不足になりやすいのです。
そしてピロリ菌は親子で感染しやすい!
それを踏まえると、きっとうちの子にもいることが予想できます。
本人が意識してコントロールすることが難しい怒りの感情は、きっと鉄不足による影響も少なからずあるのではと思っています。
まだ体が小さく、ピロリ菌の駆除はおろか、検査さえも受けることができないため、今はできるだけ食事を改善することを心がけています。
本人にも、もしかすると鉄不足が原因かもしれないことを伝え、一緒に食の改善に取り組んでいます。
本人の意識改革と食の改善で、少し怒りっぽい性格が柔らかくなってきたように感じています。
体は食べたものでできている。
キレやすい子、怒りっぽいと感じている人はぜひ、セロトニンのプロセスを考慮して食を見直してみてください。
きっと改善の糸口が見つかることでしょう。