鼻の下を伸ばしてみて、においを嗅いでみたことはありますか?
なんとも言えないにおいがすると感じる人も、少なくはないのではないでしょうか。
なんだか…臭いような、でも意外とクセになる、、、と感じる人もいるようです。
このにおいは一体なんだろう…?
周りの人に臭いと思われてないだろうか?
何が原因で、どうやってにおいを解消すれば良いのだろう?
きっと悩む人もいることでしょう。
こういう事って、結構他の人に聞けなかったりしますよね。
その原因と解決策をご紹介したいと思います。
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鼻の下を伸ばした時ににおう
このなんとも言えないにおいは、鼻の下を伸ばした時特に感じます。
もし、鼻の下を伸ばしていなくても臭いと感じる場合は蓄膿症などの可能性もありますが、鼻の下を伸ばした時のにおいは、通常の表情をしている時にはあまり感じないのも特徴です。
うーーーーん、と考え事をしたり、唇を噛み締めて踏ん張ってみた時など、ふとした瞬間ににおい、それに初めて気づくのです。
このにおいは一体…?
どうして通常ではにおわないのに、鼻の下を伸ばすとにおうのだろう?
これは周囲の人も感じているのだろうか?
私は臭いと思われてないだろうか?
気になって仕方ありませんでした。
この独特の匂い…
実は、鼻の周辺や鼻腔内の毛穴の汚れや酸化した皮脂がにおいの一因だと言われています。
鼻の下を伸ばした時だけにおうのは、伸ばしたことで皮膚とともに毛穴が伸びて広がり、今まで毛穴に閉じ込められていたにおいを感じるようになるためです。
実際に、寝起きのベタベタな時の顔のにおいや、角栓などのにおいを嗅いでみると同じにおいがしませんか…?
対処方法
肌表面の汚れや皮脂は、洗顔が効果的です。
洗顔後はにおいもなく、すっきりとしている事でしょう。
鼻の中のにおい対策には、鼻うがいが効果的です。
洗顔で顔表面のにおいが取れるのであれば、一緒に鼻の中まで洗えば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし洗顔料では、粘膜部分である鼻の中を洗うには刺激が強すぎます。
また、泡をしっかり洗い流す事に苦労します。
そこでオススメなのが、鼻うがいなのです。
鼻うがいとは?
テレビなどでよく見る…
鼻から水を入れて口から出す、アレです。
あぁaあAぁぁ゛ーーーー!と芸人さんが叫び、目をうるませながら、罰ゲームさながらに鼻うがいなるものをやっているのをよく見かけますが…
アレは大袈裟で、実際はほとんど痛くもなんともありません。
というのも、正しい鼻うがいでは、生理食塩水(食塩水)を使うので痛くはないのです。
食塩水の方が痛そう…と思うかもしれませんが、人間の体はもともと塩分濃度が0.9%程度といわれていて、同じ濃度の生理食塩水を使えば濃度差が少なく、痛みは感じないものなのです。
むしろ真水の方が濃度差があるため、ツーーーンとします。
生理食塩水で鼻の奥まで洗浄する事で、毛穴や鼻腔内の汚れを取り除くことができます。
この鼻うがい、生理食塩水が手に入らなければ、家庭にある食塩で自作することも可能です。
Let’s try!
生理食塩水がなければ作ってしまおう!
その作り方と実際の鼻うがいの方法をご紹介します。
食塩水の作り方
体温と同じくらいの37度程度のぬるま湯1lに対して9gの食塩を混ぜてしっかり溶かします。
お風呂に入る時に、ちょうど良いと感じる温度でOKです。
※食塩水は、雑菌繁殖などを防止するために、使う度に作り、使い切りましょう。
鼻うがいのやり方
①片方の鼻の穴を押さえ、反対側の鼻から食塩水を吸い込み、鼻または口から出します。
②これを左右3、4回ほど繰り返します。
③最後は鼻がスッキリする程度に軽くかみます。
ストローやドレッシングボトル、ペットボトルなどを使って鼻から水を吸い上げる方法などがありますが、薬局など市販で販売している専用のキットを使うと、びっくりするほどもの凄くやりやすいです。
その他の効果
鼻うがいは、鼻の中だけでなく、鼻の奥(鼻と喉の間の上咽頭と呼ばれる部分)まで洗浄できます。
風邪をひいたら塩水でうがいするといい、と昔から言われているように、食塩水には殺菌効果が期待できます。
食塩水で洗い流す事で、鼻腔内や毛穴の汚れの洗浄のほか、鼻水やウイルス、花粉などの除去にも効果があります。
臭いや鼻詰まり、鼻風邪、蓄膿症、アレルギー、花粉症など鼻トラブルの緩和に役立つと考えられます。
内側からにおい対策を
洗顔や鼻うがいで外側から対策する一方で、毎日鼻うがいをしなければならないのか…?
洗顔同様、毎日気軽にできればいいですが、そもそもにおいが発生しなくなる方法はないのでしょうか。
においは、鼻の周辺や鼻腔内の毛穴の汚れや酸化した皮脂が原因です。
要するに、体臭の一部なのです。
体臭は、食生活の見直しでも改善の期待ができます。
毛穴のにおいの一因となっている皮脂の酸化には、抗酸化作用のある食品の摂取をオススメします。
緑黄色野菜や緑茶などに多く含まれるビタミンやポリフェノールには強い抗酸化作用があり、酸化臭を防ぎます。
また、体内を弱アルカリ性に保つことも重要です。
体内で生成された乳酸が汗とともに吹き出すと、皮脂常在菌に分解されてにおい成分が発生します。
乳酸は疲労時に増えるため、疲労回復に効くとされている梅干しやお酢などのアルカリ性食品は、体内で生成される乳酸の抑制に効果的です。
まとめ
鼻の下を伸ばすと臭うにおいは、毛穴に残る皮脂が酸化したにおいです。
洗顔や鼻うがいがにおい対策には効果的です。
また、抗酸化作用のある食材や乳酸の生成を抑える働きのあるアルカリ性食品を摂り、食生活を見直すことで体内からできるにおい対策も重要です。
気になり出したら体の中と外から対策してスッキリしましょう!